ありがとうジュエル

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当会の職員、杉井ジュエルは2015年7月29日16:38永眠いたしました。
16歳10ヶ月と13日 人間ですと、120歳というところでしょうか。

7月に入り、呼吸が早くなったと同時に足腰が弱くなり、寝て過ごす時間が多くなりました。動物病院を受診して血液検査をしましたが、加齢よる機能低下が一つだけで他は、すべて正常値の健康体でした。生まれてから病気知らずの元気な身体。まだまだ大丈夫と思っていた矢先の29日。ボランティアさんを見送って二人きりになったとき、大きくゆっくりとした息づかいに変わり、だんだん小さい呼吸へ 静かになり…消えてしまいました。
私の腕の中で永遠の眠りにつきました。老衰の安らかな最期でした。

ジュエルと出会ってから、毎日、彼女の好物を届けてくださった武市さん、坂東さん。
いつも、おやつを届けてくださった石井さん、掛水さん。
最期を手厚くサポートしてくださった日本サービスドッグ協会の皆さま。
ジュエルを与えてくださった日本ライトハウス盲導犬訓練所の皆さま。
ジュエルを職員に任命し、大切にしてくださった役員の皆さま。
ジュエルを可愛がってくださったボランティアの皆さま。
そして、仲良しのワンコたち。
ありがとうございました。
大変お世話になりました。
皆さまのおかげで、幸せな生涯を過ごさせることができました。
この場をお借りし、お礼申し上げ、ご報告とさせていただきます。
無礼をお許しください。


2015年7月17日撮影

 

ジュエルは、1998年9月16日 オーストラリアで生まれ、生後4ヶ月で日本ライトハウス盲導犬訓練所へ繁殖犬候補としてやって来ました。大阪のパピーウォーカーさん宅にいましたが、先住犬が吠えるようになり、ジュエルも一緒に吠えるようになるからと別の家庭を探す事になりました。ボランティア登録数の多い近畿周辺で探したものの皆さん都合が悪く見つからなかったそうで、徳島で何とか見つけて欲しいと依頼がありました。徳島では、ちょうど待機中のパピーウォーカーさんがいたので引き受け、その方にお願いしたところ、その前日に出産を控えたユーザーさんの盲導犬を預かることが決まったので引き受け不可能となりました。最後の最後、ジュエルの落ち着き先は、事務局勤務の杉井に決まりました。

杉井家にとって2回目のパピーウォーカーが始まり、毎日一緒に事務局へ出勤しました。要するに私と24時間いつもそばにいる生活です。彼女は聞き分けがよく、問題行動も無く落ち着いており、いるのか、いないのか分からないような不思議な子犬でした。

また、こんな一面も、カメラ目線が得意でポーズも取れる。カメラに収まるのが大好きでした。たちまち看板犬となり、来局の皆さんに可愛がってもらいました。

パピーウォーカー期を終え、繁殖犬としての審査を受けるため一旦訓練所へ帰りました。迎えに来て下さった当時の中村所長さんが「訓練所へ到着する前に合格の結果が出ました」と、すぐに徳島へ帰ってきました。

2000年〜2004年 4回の出産で31頭の子犬が誕生しました。子犬は、日本ライトハウスだけなく北海道盲導犬協会・日本盲導犬協会・関西盲導犬協会・兵庫盲導犬協会へ繁殖犬や盲導犬候補として引き取られ全国で活躍していることと思います。

引退後のジュエルは、「事務局の顔」として接客・広報・パピーの躾・癒しを担当してくれました。事務局にいつもいて当たり前の存在でした。
一番の功績は、ずっと私のそばにいて、笑顔にしてくれたことです。



皆さんは生まれ変わりを信じますか。
ジュエルと私の奇跡的な出会いに思うことがあります。
きっと前世で一緒に過ごし、また出会おうと約束をしていたのだと思うのです。
現世になり、海外で生まれながらも紆余曲折を経て、やっと私と巡り会えたと信じています。

ジュエル、また来世も私を見つけてください。
私もジュエルを探します。
それまで長いお別れです。

事務局 杉井ひとみ




 

 

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